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人に教えたくなるシフォンケーキのうんちくをご紹介します。これを知ってると、シフォンケーキを食べる時にちょっと自慢できるとかできないとか。シフォンケーキを食べる時に熱く語れば、きっと苦笑いで褒めてもらえることでしょう。
シフォンケーキの歴史
シフォンケーキ(Chiffon Cake)は、お菓子の一種。
シフォンケーキは、食感が絹織物のシフォンのように軽いことから名付けられたスポンジケーキです。1927年にアメリカカリフォルニア市のハリー・ベーカー氏(1884-1984)によって考案されました。ベーカー氏は黙秘したためその製法は長く謎とされていましたが、1948年にゼネラルミルズ社にレシピを売却。シフォンケーキの製法が世に広まりました。
ベーキングパウダーを用いず、卵白の発泡とサラダ油だけで、その食感がもたらされていたことが明らかにされた際には、 当時の常識を覆す発想として大きな反響を呼びました。
シフォンケーキの作り方
基本
- 卵黄に砂糖を加えたものを湯煎しながら攪拌し、サラダ油をなじませながら水を入れます。(一気に入れても良い)そして小麦粉(主に薄力粉)とひとつまみの食塩を加え、粘り気が出ない程度にまんべんなく混ぜます。
- 別のボウルで卵白に砂糖を少量入れて角が立つまで泡立て(目安はひっくり返しても落ちない程度)、先に用意した卵黄生地に三分の一ずつ分け泡が消えないようにしながらまんべんなく混ぜたものを、専用の型に入れて160〜180℃で約40分間焼き上げます。
- 焼き上がったら型を逆さにし常温になるのを待ち(逆さにしないと萎んでしまうことがあります)、ケーキ用ナイフまたはスパテラ等を使いゆっくりと型から取り外します。
その他
- その独特の食感のために、生地が膨らんだ状態で冷ますので型には油脂などは塗りません。型はアルミ製の方が生地が定着し、萎みにくいといわれています。
- バターを使わないため、焼き上がり直後に卵の焼けたにおい(タンパク質の焼けたにおい)が強く出る場合もあります。気になる場合は、冷蔵庫等に入れ半日以上おくとよいでしょう。
- 刻んだ果物、くるみ等を加えたり、水の代わりに紅茶や抹茶、ジュースなどで好みのフレーバーにできます。ホイップしたクリームを塗っても美味。
- 型に生地を入れる前に、湯に溶かしたココアを垂らし箸で1〜2回かき混ぜるとマーブル模様に仕上がります。
そして…
- このレシピにパティシエ独自の技術とコツと想いを込めれば、ラ・レーヌ・デ・カトルセゾンの美味しいシフォンケーキができあがりです!